こんにちは、貧困男子です。
茅田砂胡先生の小説大好きです。
デルフィニア戦記なんか20回以上読み返してます。
全作品を通してほぼワンパターンですが、それが面白いんです!
ただ、出版している小説の数があまりにも多い。
しかも、「新シリーズ!」と銘打っておきながら、キャラや世界観ががっつり繋がっていたりと、読む順番を間違えるとわけわかりません。
「デルフィニア戦記の後って何読めばいいの?」状態の人も多いことでしょう。(というか僕が昔そうだった)
ということで、茅田砂胡先生の小説を、シリーズごとにまとめてみましたので紹介していきます。
・デルフィニア戦記
・スカーレット ウィザード
・デルフィニア戦記とスカーレットウィザードの続編シリーズ
・その他別シリーズ
目次
茅田砂胡先生の超名作『デルフィニア戦記』シリーズ
・全18巻+外伝3巻
・主人公「リィ」「ウォル」
言わずと知れた超名作。
この作品によって茅田砂胡先生を知ったという方も多いはず。
庶子であるためにデルフィニア王の地位を追われたウォルを、異世界から落ちてきたリィが助ける、という中世風な世界観で織りなすファンタジー。
リィが常識外れの能力と価値観の持ち主で、ウォルもどこか常識外れ。
このコンビが次は何をしでかしてくれるのかと、読んでるとワクワクが止まらなくなります。
内容は「初対面のキャラが美少女のリィを侮る→リィがすごい力を見せつける→周囲が目を丸くする」という茅田式の繰り返しなのですが、この鉄板が異常なほどに面白いのです。
個性的なキャラが織り成すコミカルな会話がふんだんに織り交ぜられているので、普段小説を読まない方でも読みやすい作品。
とりあえず読みましょう。
間違いなくハマります。
リィ、シェラ、ルゥを主人公にした続編はまだ出続けてます。
デルフィニアを舞台にした外伝もたまーに刊行されていて、まだ出るかもしれません。
ノベルズ版や文庫版だけじゃなく、最近は1冊6,000円くらいする特装版まで刊行されてます。
以降の小説の舞台となる『スカーレット・ウィザード』シリーズ
・全5巻+外伝1巻
・主人公「ケリー」「ジャスミン」
リィが元いた世界を舞台にしたSF小説。(リィは出てきません)
現代よりも科学が発達した世界で、宇宙が舞台。
海賊王のケリーと、財閥令嬢のジャスミンの恋?物語。
ケリーもジャスミンも常識外れで、リィとウォルとほぼ同じ役割を担ってます。
そのため、よくよく読むとキャラや世界観は異なりますが、プロットはほぼ同じ。
それでもめちゃめちゃ面白いことは変わりないので、是非読んでみて下さい。
スカーレット・ウィザードの世界観でどんどん続編が出てるため、これを読まないと楽しめないと思います。
デルフィニア戦記とスカーレット・ウィザードの続編シリーズ
『暁の天使たち』シリーズ
・全6巻+外伝2巻
・主人公「リィ」「シェラ」「ルゥ」
デルフィニア戦記とスカーレット・ウィザードの続編。
このシリーズによって、リィたちデル戦組とケリーたちスカーレット組が合流します。
2組を合流させるためのイントロダクション的な側面が強く、デル戦やスカーレットのような作品を期待すると、やや肩透かしを食らいます。
外伝のようなものとして読む分には楽しめます。
『クラッシュ・ブレイズ』
・全16巻+外伝1巻
・主人公「ケリー」「ジャスミン」「リィ」「シェラ」「ルゥ」
暁の天使たちのさらなる続編。
シリーズで一つの物語というより、1巻ごとの読み切りシリーズになっています。
ケリージャスミンの怪獣夫婦と、リィシェラルゥの天使たちが一緒になってわちゃわちゃします。
賛否両論があるシリーズですが、これは「新シリーズ」と銘打って売り出してしまったため、スカーレット・ウィザードを未読の人が読んで酷評しているのが要因です。
ちゃんとシリーズごとに追っていけば一応は楽しめます。
ただ、似たような形式の読み切りがこれだけ長く続くとさすがに飽きてきます。
「怪獣夫妻と天使たちと揃うと強すぎる×個性的すぎるキャラが渋滞していてかえってキャラが薄まる」という事態になっており、これまでのようなワクワクが薄いのが難点。
このシリーズで脱落した方も多いのでは…?
『天使たちの課外活動』
・6巻(刊行中)
・主人公「リィ」「シェラ」「ルゥ」
クラッシュ・ブレイズと似た1巻読み切りシリーズ。
「怪獣夫妻×天使たち」だとパワーバランスが悪くなりすぎたのか、天使たちメインに切り替わってます。
まだ刊行中のシリーズです。
『トゥルークの海賊』
・全4巻
・主人公「ケリー」「ジャスミン」
天使たちの課外活動の怪獣夫婦版です。
『海賊と女王の航宙記』
・全2巻
・主人公「ケリー」「ジャスミン」
トゥルークの海賊の続編です。
デル戦やスカーレットとは完全に別ものシリーズ
『桐原家の人々』
『レディ・ガンナー』
『祝もものき事務所』
・全4巻
まとめ
とりあえず、「デルフィニア戦記」と「スカーレット・ウィザード」は読みましょう!
「暁の天使たち」も読めば、とりあえずストーリー的にはOK。
ぶっちゃけそれ以降は外伝に近いイメージなので、読むかどうかはお好みで。