こんにちは、貧困男子です。
皆さんは作家買いってします?
僕は本屋に並んだら必ず買うようにしてる、大好きな作家さんが9人います。
そのおすすめの作家さんたちをご紹介していきます。
問答無用で面白いので、是非皆さんも手に取ってみて下さい。
※現役の作家さんに限ってます
北方謙三
雑誌の人生相談で、「ソー〇へ行け!」という伝説の回答を残したことで有名な北方謙三先生。
イロモノ作家なわけじゃなく、その作品は群を抜いた存在感を放っています!
小説に出てくる漢たち(男じゃなくて漢)がもう魅力的で魅力的で…
とにかく漢を描かせたら右に出るものはいません!
個人的には、北方先生の歴史小説が特に大好きで、「内面までえぐりだすほどの人物描写の細かさ」と「手に汗握る戦争描写」がたまらないんです。
『三国志(全13巻)』、『水滸伝(全51巻)』など、超長編が沢山出てるので、かなーりどっぷりと北方先生の世界観に浸かれます。
「いきなり長編はちょっと…」という方は、『破軍の星』がおすすめ。
南北朝時代(室町幕府が出来る直前)を描いた作品で、足利尊氏を完膚なきまでに打ち破った麒麟児、北畠顕家が主人公。
北畠顕家が存分に才能を発揮する様、人を魅了していく様、そして夢を抱いていく様は、読んでいてワクワクが止まりませんよ。
北方先生のおすすめ作品はこちら↓
『北方謙三』先生のおすすめ歴史小説10作をファンが心を込めて紹介します!
小野不由美
『十二国記シリーズ』が死ぬほど有名ですよね。
これ以上に面白いファンタジー小説を他に知りません!
人が成長していく様が見事に描かれています。
内面を描くのが本当に上手なんですよね。
ただ実は、小野先生はファンタジーよりホラー系がメイン。
十二国記とは違う作風なんですが、これもめちゃめちゃ面白い!
怖さと面白さがセットになって襲い掛かってくるんです。
マンガ化された『死鬼』が有名ですが、1巻は登場人物が多く、何がなんやらって感じで、1巻の途中で挫折する人が多い(2巻以降から死ぬほど面白くなるんですが)。
なので、十二国記以外なら『黒祠の島』がおすすめです。
失踪した作家を探しに、閉鎖的で古い因習が残る島に行き、磔にされた女性の遺体を発見する…というホラー×ミステリー小説です。
茅田砂胡
これほど作風がワンパターンで、それが面白い作家さんは他にいないんじゃないでしょうか?
設定:主人公やヒロインが図抜けた能力and性格を持つ
→普通の人じゃ解決不可能な危機に陥る
→主人公やヒロインがその図抜けた能力で解決
→周りが驚く
をエンドレスでループします。
恐ろしいことに毎回このパターンなんです。
普通なら飽きてもおかしくありません。
しかし!
茅田先生のすごいところは、それがくっそ面白いところ!!
そのお決まりの茅田パターンを読みたいがために、何回読み返したかわかりません。
少年漫画とかが好きな人なら間違いなくハマると思う。
茅田先生は同じシリーズで続けてくのが好きな作家さんなので、とにかくスタートである『デルフィニア戦記』を読みましょう。
田中芳樹
『銀河英雄伝説』で有名な田中先生。
「昔に書かれた作品の方が面白い」、「シリーズものの完結に20年以上かかることがある(完結しそうにないのも多い)」といった悲しい事実はあるものの、今でも十分に面白い作品を書き続けてくれています。
戦記ものが圧倒的に面白いです。
田中先生初という方には、『七都市物語』が1巻完結なのでおすすめ。
地上500メートル以上の飛行が出来なくなった世界で、7都市による戦争や政略を描いた作品。
航空技術はないけど、陸・海の技術だけ発達してるという珍しい設定が面白い。
田中先生のおすすめ作品はこちら↓
『田中芳樹』先生のおすすめ小説ランキングTOP7!未完成の作品に注意!
貴志祐介
映画化もされた『悪の教典』で有名な貴志先生。
読んでてゾッとする作品が本当に多いんですよ。
ホラーの怖さじゃなくて、人間の怖さが描かれてる感じ。
ほとんどハズレがなく(雀蜂くらい?)、何を読んでも万人受けする面白さがあるので、普段小説読まない人にもおすすめ。
貴志先生初なら是非『クリムゾンの迷宮』を読んでみて下さい。
突如、40代無職のおっさんがゼロサムゲームに巻き込まれる話なんですが、そのゲームのクオリティが高すぎる!
練り込まれた設定と人間の怖さが、これでもかってくらいの筆力で描かれています。
貴志先生のおすすめ作品はこちら↓
『貴志祐介』先生のおすすめ小説ランキングTOP10!面白すぎて一気読み必至!
入間人間
ラノベ作家で、映画化された『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』やアニメ化された『青春男』が有名。
とにかく文体が独特で、言い回しは癖が強め。(特に昔の作品は。最近は薄らいできてる。)
個人的にはそこが大好きなんですが、結構好き嫌いは分かれると思います。
おすすめは『探偵・花咲太郎は閃かない』
ロリコンの探偵(犬や猫を探すのが専門)が事件を引き寄せる美少女と、さまざまな事件に巻き込まれる話。
面白くて気軽に読めるので、何回も読み返してる作品です。
WEB上に、短編小説を沢山公開してるので(無料)、気になった方は是非読んでみて下さい。
宮城谷昌光
歴史小説メイン。
特に古代中国を題材にした作品が多いんですが、面白いだけじゃない。
内容が非常にわかりやすく、古代中国のことがすんなり頭に入ってきます。
ただ、歴史要素を除くとさほど面白くないんですよね…
そこが欠点。
おすすめは『三国志(全12巻)』。
事実を踏まえて小説が作られているので、一般的に知られてるのと比べるとほとんど別物と言って良い内容に。
内容に関しては詳細を極めているので、「そうだったんだ!?」と驚かされることばかり。
三国志を知ってる方も知らない方にもおすすめですよ。
宮城谷先生のおすすめ作品はこちら↓
『宮城谷昌光』先生のおすすめ小説20選!各作品の感想とあらすじも!
谷川流
あの『ハルヒシリーズ』を書いてる作家さんです。
当然ハルヒもくっそ面白いんですが、他の作品もめちゃめちゃ面白いんですよ!
特に『学校を出よう!』は多少癖がありますが、間違いなく名作。
超能力を持つ少年少女が押し込まれた学園での出来事を描いた作品。
谷川先生独特の世界観や考えがふんだんに発揮されていて、恐ろしく面白い!(特に2巻以降は)
ここ数年一切新刊を出してませんが、いずれ何かしらを刊行してくれることを祈ってます…
塩野七生
歴史小説がメインで、『ローマ人の物語(全43巻)』で一躍大人気作家に。
人物を主人公にすえるのが普通ですが、国家や民族を主人公にすえて、あれだけ面白い小説が書けるのはこの方くらいじゃないでしょうか?
あまりにも精巧、かつ面白い!
そのため、「塩野先生が書いた内容がきっと真実なんだろう」とついつい全面的に信じてしまうほど。
それほどの説得力があるんです。
「ローマ人の物語は巻数が多すぎてちょっと…」という方におすすめなのは『十字軍物語』。
「誰がリーダーだったの?」とか「食料どうしてたの?」とか「何で小勢だったキリスト側が勝ったの?」とか、細かい部分までわかりやすく描かれているので非常に面白いです。
本自体がかなりでかいので、持ち運びには向かないんですけどね。(しかも1冊あたり2,500円~3,400円もする)
以上です。
早く新刊出してくれないかなぁ