元弓道部の貧困男子です。
「弓道って面白そうだけどどうやって始めたらいいかわからない」「なんか敷居が高い…」と言われがちな弓道。
ですが、実際はそんなことないんです!
「弓道を始めたい!」とちょっとでも思っている方に向けて、弓道を始める方法をネット上のどこよりも詳しく解説していきますよ!
目次
弓道教室に通おう!
学生の方なら弓道部があればそこに行けばいいのですが、社会人の場合、「そもそも弓道ってどこでやってんの?」って感じだと思います。
弓道は専用の道場(弓道場)がないと出来ません。
【お近くの地名+弓道場】 で試しにググってみて下さい。
弓道場って正直レアなので、街に1つでもあればいい方だと思います。
弓道場を見つけたら、そこで「初心者向けの弓道教室」がやっていないか確認しましょう。
※HPがろくに更新されてないこともザラなので、電話した方がいいです。
【いつでも初心者歓迎です!】みたいなブラックバイト求人状態になっているところは少なく、初心者教室は決められた期間に開催されることが多いです。
半年に1クール(計10回)とか、毎月1回とか。
教えてくれるのは高段者(とっても弓道が上手な方)のボランティアであることがほとんどなので、料金も格安です(10回で5,000円とかそんなレベル)。
辞を低くして教えを乞いましょう。
弓道って1人で始められないの?
婦人科で処女探す位無理です。
1人で道場に行っても、「どの道具使えばいいの?」状態になる上に、矢がそもそも前に飛びません。←誇張でもなんでもなくまじで
間違いなく誰か怪我します。
ちゃんと教えてもらって下さいね。
弓道を始めるのに年齢や体格の制限ってある?
中学生以上なら誰でもOKです。
小学生だと骨格がまだ出来てないとかでダメなんですよ。
弓の重さ(重量じゃなくて引くときのしんどさ、重いと力が必要で、軽いと力がなくても引ける)は調節できるので、女性でも、高齢の方でも、もやしっ子でも、ふくよかな方でも、誰でも出来ます。
力は全く関係ないの?
力はないよりはあった方がいいですが、必須ではないです。
弓引いてれば自然と必要な力はついてきますしね。
60とか70すぎたおじいちゃんでもバシバシ弓引いてますからね。
なんとかなりますよ、ほんとに。
正座は必須だよ!
弓道においては、力よりも正座が出来るかどうかの方が重要です。
必ず正座する場面があるので、短時間(2~3分でもOK)でも正座が出来ないと話になりません。
正座の一種で「危座(きざ)」ってやつもやります。
見るからにやばそうですよね、危座。
危険な座り方とかいて危座ですからね。
あえてここではどんな座り方かは書きません。
弓道教室に行ってみてのお楽しみです。
弓道初心者はどんな練習するの?
1人で弓を引けるようになるには結構時間がかかります。
どんな練習をしていくのかご紹介していきますね。
①射形を覚える
射法八節(弓を引く際の一連の流れ)を覚えます。
最初は弓を使わないで、素手とかヒモとかで練習することになります。
②ゴム弓
一連の流れを覚えたら、今度は「ゴム弓」ってやつを使って練習します。
これで弓を引くのに近い感覚を体に覚え込ませます。
多少の筋トレにもなります。
③素引き
初めて弓を使います。
矢をつがえずに素手で弓を引く練習をします。
弓を引くのに慣れるのが目的です。
結構な筋トレも兼ねてます。
④巻藁
右手にかけ↓をつけて、矢を巻藁に向かって引きます。
こんな感じ↓
巻藁以外のところに矢を飛ばすと、矢折れるからね。
多分最初は先生か先輩がサポートしてくれるはず。
ここまで引けるようになれば、あとは的の前に立って弓を引けるようになります。
練習するペースにもよりますが、ここまでで1か月~5か月位かかると思います。
1人で引けるようになるまでに時間がかかりますが、的の前に立って弓を引けるようになれば楽しさ倍増です!
頑張って下さいね!!
弓道始めるのに必要な道具は?お金はいくらかかる?
「弓とか矢とか全部揃えるのって大変そう…((((;゚Д゚))))」というイメージがある弓道ですが、案外そうでもありません。
ぶっちゃけ最初は手ぶらでOKです。
弓も矢も全部貸してくれちゃいます。
とは言え、ちゃんと弓道を始めるなら最低限の道具は揃える必要があります。
弓道に最低限必要な道具
かけ
※さっきご紹介したやつ
弓を引く際には必ず必要になります。
これは個人の手の大きさにあわせてオーダーメイドするので、それぞれが用意する必要があります。
何より、かけは通気性最低(´ω`*)なため、夏場に悪臭を放ったりします。
人と共有するもんじゃないです。
ちゃんと下かけ↓をつけて汗を吸い取らせましょう
袴一式
練習から袴を着用するか、練習はジャージ等でもOKかは道場によって異なります。
ですが、昇段試験や大会などに出る際に袴は必須なので、どちらにせよ準備しておいた方がよいです。
胸当て(女性のみ)
女性の場合、これをつけないと胸に弓の弦が思いっきりあたります。
痛いです。
女性には必須です。
余裕があれば揃えた方がいい道具
矢
借り物でもいいのですが、矢は腕の長さによって適した長さが決まっているので、出来れば自分で準備した方がいいです。
最初の方は矢を壊してしまうことがある(あらぬところに飛ばすと矢が折れ曲がるため)ので、あんまり借り物の矢を破壊しまくると居心地が悪くなると思います…
弓具店に行けば、腕の長さを測ってオーダーメイドで矢を作ってくれます。
色とかはお好みで。
矢筒
矢をそのままで持ち歩くわけにはいかないので、矢をしまうための筒も買います。
弓
買うとしたら一番最後になるかと思います。
弓には重さがあり、軽いほど引きやすいです。
男性なら10㎏や12㎏あたりの、女性なら8㎏や10㎏あたりの弓から引き始めます。
徐々に慣れてきたら、重い弓にしていくのが一般的。
少なくとも1年以上やって、自分にあう弓の重さや種類がわかってから弓を買うかかどうか検討すればいいと思います。
弓って高いんですよ。
2万円程度で買える物もあれば10万円を軽く超えるものまで∑( ̄ロ ̄|||)!?
弓道の道具を全部揃えると費用はいくらかかる?
頑張って探せばもっと安くいけるかもしれません。
あくまで目安ですよ。
かけ | 21,600円 |
下かけ | 140円 |
袴 | 6,048円 |
道着 | 3,780円 |
帯 | 1,728円 |
足袋 | 1,080円 |
小計 | 34,376円 |
矢 | 14,580円 |
矢筒 | 3,780円 |
弓 | 48,600円 |
合計 | 101,336円 |
最低でも3~4万円位はかかると考えておいた方がいいです。
全部揃えようとすると10万円位です。
弓道初心者はまず何を目指す?
まず目指すのは「初段」の取得です。
※弓道の段位:初段→弐段→参段→四段→五段→…十段
初段は的にあたらなくても、一連の流れが出来れば合格できるので、そんなに難しくないです。(確か合格率は80%位だったはず)
有段者となれば様々な大会に出ることが出来るので、まずはそこを目標に弓道に励むといいと思いますよ。
弓道は面白いですし、生涯現役でやれるのも大きな魅力です。
是非弓道初めて見て下さいね。